コーリー大尉との思い出

去る2月、米国で開催された「SHOT SHOW2017」にて、米陸軍正式ピストル

SIG P320 正式名称M17が採用されました。

口径9mm×19(17+1連発)です。

さてここから昔の話になります。

私は1988〜1990年まで、自宅近所の英会話学校に通っていたのです。

当時の勤務先が外資系であったこともあり、営業だから英語必須ではないが、何かの

役に立つだろうと思い、また元々英語は好きだったので通っていました。

そこで私の先生だったのが、シュンジ・コーリー元大尉(Captain)

年齢は忘れたがベビーブーマーだから今は60代後半、当時は30代後半。

第25歩兵師団所属

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC25%E6%AD%A9%E5%85%B5%E5%B8%AB%E5%9B%A3_(%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E8%BB%8D)

の情報将校でハワイ勤務ですが、出身はノース・キャロライナなので

訓練はフォートブラック。

お父さんは米空軍の所属だったそうな(詳細は聞かなかった)お母さんは

日本人のハーフ。

大学でRCTCを学び、卒業した時はベトナム戦争の敗北で、米国は大不況で就職に苦労して、仕方なく陸軍を選んだそう(米国人はそんなシトはゴロゴロ多い)

週一回の勉強後はお昼時で雑談(双方日本語で会話。私は英語だと込み入った話が出来ない)するのだが、彼の経歴から趣味がGUNと聞き、

毎回「月刊GUN(今のガンプロ)」「コンバットマガジン」「モデルガンチャレンジャー」(廃刊)を持って行き、ガン・オタク談義をしました。

以下は概略

彼は射撃は上手いそうです(自称なのでホントは良く知らん)

当時の米陸軍正式ピストルはコルト45オートでベレッタM9採用前です。

彼に言わせると「45オートはクソ!当たらないし7連発しかない」

ということです。

米軍の45オートは1945年生産が最後でその後は朝鮮戦争ヴェトナム戦争

使用されて、早40年以上ですから、ガタガタばかりなのは仕方がない。

それで私が

「ではビアンキカップのカスタマイズ45オートはどうですか?」と写真を見せたら

コーリー「こんなの競技専用だから高額で買えないじゃないか」

私「でも45口径のマン・ストップパワーがありますよ!」

コーリー「マン・ストップと言ってもそもそも当たらないと意味ないだろう」

こういう観点は「実戦経験がない」日本人に最も欠落しています。

私「ならばM16ライフル持てば良いじゃないですか?」

コーリー「俺は将校だからライフルは持たない!ライフルは歩兵階級専用なんだ!

だから護身用ピストルしか持てない。

他には部隊にあるショットガンだ。」

私「ショットガンで何するんですか?」

コーリー「例えば敵軍が米軍基地に攻撃してきたとする。その場合基地の情報関係の通信機器や記録装置(今ならPC)をショットガンを撃ちまくって、機材・データをぶっ壊してヘリコプターで逃げる。

そういう状況ではサイドアームが最後の頼りだ。だから色々試行錯誤したんだよ。

では改めて45オートがダメな点を言おう

?命中精度が悪い(この当時は40年過ぎのボロボロなのしかなかった)

?マガジンに7発しか入らない

これでは実戦で使えないさ。

だから最初は命中精度と威力から、コルト・パイソン357マグナム(日本人好きだよね)

を私物購入した。

しかしコルト・リボルバーは発射ブラストで使い難いので、次にS&W M28 357マグナムにした。

私「じゃあ、これでいいじゃないですか」

コーリー

「だけどリヴォルバーは6連発だろ?幾ら357マグナムが強力でも

弾数が少ないから不安なんだ。リロードには時間が掛かるしね。

それで最終的にはブローニング ハイパワーにしたんだ。

9mm×10の13連発だから少しは安心。命中精度も良いしね」

「日本ではTVドラマの「刑事スタスキー&ハッチ」が放映中で、主人公スタスキーが使うS&W M59モデルが有名なのですが知ってますか?」(写真見せながら説明)

コーリー

「いや知らないな。そんな番組もピストルも」

ということでした。

次回はヴェトナム戦争時の米陸軍と米海兵隊との、戦場での”関係”を説明します!