フェイスブックで民進党の「良い点」を聞いてみたところ…案の定なコメントが続々

 下記は、2017.3.23 付の【阿比留瑠比の極言御免】です。

                      記

 政府・与党が緊張感を保ち、自らを厳しく律しながら政権運営を行うためには、健全で強い野党の存在が必要である。だが、野党第一党民進党の現状はどうか。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が18、19両日に実施した合同世論調査では、民進党政党支持率は8・4%で、2月の前回調査より2・4ポイント減っていた。

 学校法人「森友学園」問題をめぐって連日、安倍晋三首相や夫人の昭恵さんを責め立て、ワイドショーをはじめテレビにさんざん露出した揚げ句、むしろ評価は下がったのである。

 いかに他者を批判し、おとしめようが、それは自分の価値を高めることにはならない。民進党は、そんな当たり前のことを実践し、われわれ国民に見せてくれているようだ。

 「あれ(旧民主党政権)よりマシじゃないかということで、安倍内閣に支持が集まっている」

 民進党前原誠司元外相は12日の定期党大会後、記者団にこんな分析をしてみせた。確かにそれも正しいだろうが、いつまでも過去のせいにしていても仕方がないはずである。

 民進党の長所や美点、つまりセールスポイントは何だろうか。活路を見いだすためには、国民にそこを訴えていくしかないだろう。そう考えた筆者は、11日付の自身の私的なフェイスブック(FB)に、以下の投稿をした。

 「誰か民進党の良い点、他党より優れているところを教えてください」

 読者と疑問を共有したのか反響は大きく、しばらくすると書き込まれたコメントは500、「いいね」は4100を超えた。FBを始めて4年半近くになるが、それまでに例のない反応の多さだった。

 民進党の良い点に関しては、予想通り「ブーメランの名手」「ブーメランの的中率」といったコメントが目立った。ただ、いかにブーメランの精度が高かろうと、それで民進党が浮揚するとも思えないのでそれは置いておく。

 「民進党の主張と反対の政治をやっていれば間違いない」「首相なんて誰がやっても同じじゃないことを教えてくれた」「こんな大人になってはいけないと教えてくれた」

 前原氏の言葉とも一部重なるが、「全ての点での反面教師」などと、反面教師としての存在意義を指摘する人も多かった。ただ、反面教師にとどまっていては未来はないだろう。

 「50年かかっても気付かなかった自民党の良さを、たった3年で気付かせてくれた」「自民党の支持率を上げるために全力を尽くしている」

 政府・与党の安定のために、このまま存続していてもらいたいという意見も少なくなかった。とはいえこれは、民進党にとってはうれしくない話のはずだ。

 そして最も深刻だと感じたのは、次のような見解が一番多かったことである。

 「(良い点は)何もない」「ありません」「思いつかない」「私も教えてほしい」「真面目に考えたが、何一つ思いつかない」

 中には「設問が無慈悲過ぎる」「これほど難しい質問はない」「むちゃな質問をしないでほしい」「阿比留さん、そろそろあきらめてください」などと、筆者の問いかけ自体が無体だという反応もあった。

 批判ばかりで売り物のない政党に、誰が何を期待するだろうか。民進党は、もっと本気で変わろうとしないと、ますます見放されていくのではないか。(論説委員兼政治部編集委員

 http://www.sankei.com/premium/news/170323/prm1703230006-n1.html