正しいものがあると信じ込んでいたからです。

正しさを選び取ろうと生きてきました。

正しいものがあると信じ込んでいたからです。

津留晃一

私はいつも、いつも考えてきました。

何が正しいのか。

そして正しさを選び取ろうと生きてきました。

正しいものがあると信じ込んでいたからです。

私の頭はいつも何が正しいのかを決めようと

絶えず忙しく働き続けていました。

「正しい」「間違い」はない、と頭が理解した後もなおです。

頭ではわかっていながら、やっている事はいつも

知らず知らずのうちに何が正しいのかを探しています。

ふと気付くとまたやっています。

自分の中にいるもう一人が。

潜在意識の中にしまい込んだプログラムに基づいて、

すぐにロボット機能が活躍を始めます。

私達が無意識のうちに呼吸をしているように、無意識のうちに

心は何が正しいのかを決めようと一人で働いています。

このロボット機能を解除できるのはあなたの表面意識です。

このロボットの再プログラミングは、

意識的反復操作によって可能です。

「あっ、またか」と咎める必要はありません。

単純に繰り返して下さい

「何が正しいのか決める必要なんかない」という言葉を。

考えて、考えて行動する人は、自分の行動に自信を持っています。

自分が間違ってないと信じられるからです。

正しい人生を送りたいと考えている人は、

常に自分が間違えていないかをチェックし続けています。

いつも意識して、意識して考え抜いて出した結論ほど、

自我はその考えに対抗する意見には従えなくなってしまいます。

相手が間違っているとしかおもえないからです。

自分が正しいのであれば

相手は間違っているに決まっていると発想するからです。

特に意見の対立がある場合にはさらに深く考えます。

どちらが正しいのかを。

そして考え抜いて出した結論ほど修正が難しくなります。

あなたの目の前にある

鏡からのメッセージが受け取りにくくなります。

登校拒否のお子さんを持つ親はさらに難しいものです。

自分が上から見てしまうからです。

この「親」という観点からものを見る場合、それは

「自分は正しい」という観点からものを見ている事と同じになります。

ですからお前は間違っているという観点から話をします。

相手を説得しようとしているのがその何よりの証拠です。

どうぞ気付いて下さい。

「相手に伝えたい」と思う心は、

「自分が正しい」という観点からの発想である事を。

「相手に言ってあげたい」と思う優しい心も「私は間違っていない」

という観点から発しているのだという事をです。

 あなたが「自分は正しい」の観点に立った時、

相手も「自分は正しい」の観点から、発想を始めます。

こうして対立が生まれます。

あなたが正しさの立場を離れない限り、

対立相手もそこを動きません。

よく勉強した人ほどこの落とし穴にはまります。

考えぬいたぶん、この穴から出づらくなるわけです。

この宇宙は反転した世界であるという法則を思い出して下さい。

あなたが反転しない限り、この穴からは出られません。

自分の中から出て下さい。

今その体験をしている人に

どうして間違っていると言えるのでしょう。

 親が子を心配する純粋な親心が、

どうして子供に受け入れられないのでしょうか。

自分の心の中に一体どんな対立関係があるというのでしょうか。

その謎を解いてみませんか。

あなたが子供にわかって欲しいと思っている分だけ、

あなたの親である宇宙も子であるあなたに

わかって欲しいという思いを出しているのかもしれません。